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ナナノナノカカン
第6章 ナナナノロク@チンモクトムチ
「でも――心のどこかで物足りないと思ってたの、
 幼いときはよく≪いい子だから≫と言われたわ」

「両親にね、よく言われたのよ」

「傍には常に誰かしら居たけど、両親は仕事か、
 何か余所との付き合いとかばかりで かまってくれなかった」

「一緒に居て、とか、何処か連れていって、とか言うとね、
 必ず≪いい子だから鳳とお留守番してなさい≫
 いつでも≪いい子だから≫≪欲しいものはあげるから≫」

「困らせてやれ、と思って
 とんでもなく高い人形や置物をせがんだこともあるわ、
 でもすんなり手に入った。すぐ買ってくれたの」

「別に欲しくもなかったものを眺めて虚しくなった」

「まあその何年か後、人形だけは本当に趣味になったんだけどね」
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