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ナナノナノカカン
第6章 ナナナノロク@チンモクトムチ
「今までのぶん、叱ってください」
叱って《ください》。その口調に秋景は驚き、言葉を失った。
それを感じ取ったナナは「なによ」と唇を尖らせる。
「いや、ああ、いいよ」
「…私が丁寧な言葉を使うのはそんなに変かしら」
「悪かったよ、でも驚いたのは事実だ」
「頼むんじゃなかった」
ナナは膨れてそっぽを向いたが、
それを秋景は後ろから抱き締めた。
そして一言、教育係という立場に相応しい
低く厳しげな声でナナの頭上から言った。
「叱るだけじゃなくてお仕置きも必要だな、
今までのぶん――どうなるかな、ナナは…」
叱って《ください》。その口調に秋景は驚き、言葉を失った。
それを感じ取ったナナは「なによ」と唇を尖らせる。
「いや、ああ、いいよ」
「…私が丁寧な言葉を使うのはそんなに変かしら」
「悪かったよ、でも驚いたのは事実だ」
「頼むんじゃなかった」
ナナは膨れてそっぽを向いたが、
それを秋景は後ろから抱き締めた。
そして一言、教育係という立場に相応しい
低く厳しげな声でナナの頭上から言った。
「叱るだけじゃなくてお仕置きも必要だな、
今までのぶん――どうなるかな、ナナは…」