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ナナノナノカカン
第7章 ナナナノナナ@ダラクトスクイ
ナナの頬を撫でながら穏やかに声を紡ぐ秋景だが、
言うことは鬼のようだった。

「這いつくばって舐めるんだ」
「……いや…」
「また≪イヤ≫か、ダメだぞ?ちゃんとしないと…」

今度はぺちぺちとナナの尻を叩く秋景。
まだ腫れも痛みも残る尻にはそんな軽いものでも辛かった。
それに、秋景のその行為は「ちゃんとしないとまた叩くぞ」
という意味を含んでいることも簡単に分かる。
ナナは小さく「やる」と言い、ぺたりと床に座った。

「そうだな、お掃除出来たら…今日は終わりにしよう」
「…抱っこ」
「ん?」
「終わったら、ぎゅってしてちょうだい」
「甘えたいんだな?いいよ、じゃあ…やってごらん、お掃除」

秋景は微笑んだ。
言われていることは酷いのに、
ナナはその表情を見ると不思議と安心するのだった。
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