この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
綺麗に汚れて
第2章 秘密の夜
 


アキラくんが困った顔をして苦笑いしていたけど、私は絡み付いた腕を離さず上目遣いで見つめた。

絶対にイエスと言わせてみせる、と。

なのに…


「まじで勘弁しろよ!俺、綾乃狙ってんだけど!」


ウザい…ってかほんとにヒロくんが邪魔…

ヒロくんがいなかったらアキラくんと出会えていないわけだけど、ヒロくんが邪魔で邪魔で仕方ない。


「あはは…ごめんね、ヒロが怒ってるから。」

「…………」


ほんと……邪魔だ…

アキラくんは私を離し、腰を上げて立ち上がる。


最悪だ。

恋愛対象外の男に、恋愛の邪魔されるなんて。


「綾乃、アキラなんかやめとけ!こう見えてアキラ、すっげぇぇド変態なんだから!」

「……え?」


シュンとして俯いていたけど、不覚にもお邪魔虫のヒロくんの言葉に反応してしまった。


「アキラくん、ド変態なの?あはは…」

「変態っていうか、スケベだな。コイツはマジで。」

「ふふ…でもなんか分かるかも。」


ろくに話してもないのに、いきなりキスしてくるような男だもんね?

笑いながらアキラくんを見ると、焦った顔一つせずに微笑む。


「男はみんなスケベ心を持ってる生き物なんだよ。」

「あははっ!」

「ふふ…じゃあ帰ろっかな。お疲れさん。」

「え…」


帰るの一言でまたシュンとする私を置いて、翔太くんが玄関まで見送ろうと先に部屋を出る。

それに続いて加藤くん、ヒロくん、そしてアキラくんが――――出ようとする間際だった。


「ごめんね。後で戻ってくるから。」

「え、ほんとに…!?」

「だってもう、ちゅうした仲じゃん?クスクス…」


内緒話をするように、小声で私にそう約束してくれた。



 
/33ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ