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綺麗に汚れて
第2章 秘密の夜
「やっぱり小悪魔だ?」
「だから違うよっ……サ、サヤカが…翔太くんと遊びたいからお願いって言うから…」
「はいはい。分かったよ。」
ムッ…絶対、何か疑われてる…
「て、てか指……いつまで挿れてるの…?」
「俺、冷え性だから。指先とかすぐ冷えるし。でもココに挿れてればあったかいから。あはは」
「もうしないなら抜いてよぉ…」
布団の中、私だけ下半身が裸で恥ずかしいし、その上恥ずかしい場所に指を挿れられたままなのは嫌だ…
もうそんな雰囲気でもないのにいつまでもそうされることに頬が赤くなる私を知ってか知らずか、アキラくんはやっぱり指を抜いてくれる気配がない。
「あ…それとさ、彼氏はいるの?」
「……今更聞くの?」
「クスクス…ごめんね。教えてよ。」
…………
「…いるって言ったらどうする?」
「いるんだ?」
この状況下…
意味有りげなことを言ってみても、アキラくんは余裕の表情で面白そうに私を見てくる。
それが何だか……悔しい…
「いない…けど……」
「あはは…どっち?」
「いないよ……アキラくんは…?」
「俺もいないよ」
「ほんと…?」
「うん」
よかった…
そう思った途端に、単純な私は少し笑ってしまう。
「ねぇ、アキラくんって身長何センチ?すごい背が高いよね?」
「184センチ」
「高っ…あ、何歳?翔太くんと同い年なら、私とアキラくんも同い年だけど。」
「同い年だよ。俺も19。」
「じゃあ仕事は何してるの?」
「仕事っていうか……んー、カフェ店員?」
まだ何も知らない癖に体の関係を半分だけだけど持ってしまった分、私は質問攻め。
それにアキラくんは答えてくれてはいたけど…
カフェ店員……って…
「逆に、仕事何してるの?」
「私は……靴屋さんだけど…」
「へぇ。ショッピングモールにあるような、女の子向けの?正社員?」
「ん、まぁ…新人だけど、一応…
……ねぇ、アキラくんは正社員なの?カフェの…」
「いやいや…普通にバイトだよ。」