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可奈さん
第7章 恋敵
小山さんはスーツの内ポケットから名刺を取り出し、両手で俺に差し出して頭を下げた。
「あはは…、相変わらず堅いわねぇ」
「そうか?」
「さすが銀行マン」
可奈さんの言う通り、確かに名刺には○×銀行と書かれている。
きちんとした身なりに銀縁のメガネがいかにもお堅く見える。
「外のドラッグスター、キミの?」
「あ、はい」
「いいなぁ、俺はせっかく大型免許取ったのにバイクは買えず仕舞いだったよ」
「え…」
あなたもバイク乗り?
「あ、麻由ちゃん、俺に生姜焼きお願い」
「はーい。
修平さん、小山さんに生姜お願いします」
「おぅ、小山、今日は早いな」
厨房から修平さんが顔をだけをこっちに向けた。
「ああ。久しぶりに3人揃ったな」
3人…
「中学の時からの同級生らしいですよ」
「あぁ、そうだったんですか」
「あはは…、相変わらず堅いわねぇ」
「そうか?」
「さすが銀行マン」
可奈さんの言う通り、確かに名刺には○×銀行と書かれている。
きちんとした身なりに銀縁のメガネがいかにもお堅く見える。
「外のドラッグスター、キミの?」
「あ、はい」
「いいなぁ、俺はせっかく大型免許取ったのにバイクは買えず仕舞いだったよ」
「え…」
あなたもバイク乗り?
「あ、麻由ちゃん、俺に生姜焼きお願い」
「はーい。
修平さん、小山さんに生姜お願いします」
「おぅ、小山、今日は早いな」
厨房から修平さんが顔をだけをこっちに向けた。
「ああ。久しぶりに3人揃ったな」
3人…
「中学の時からの同級生らしいですよ」
「あぁ、そうだったんですか」