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可奈さん
第7章 恋敵
メガネ君がトイレの方向に目を向けた。
そうだ、可奈さんが戻って来ない。
「腹でも壊したんじゃないか?」
「失礼な事を言うな、俺が作った飯だぞ」
「俺はなんともないです」
「当たり前だ。
そうだ麻由、ちょっとトイレ見てきてくんない?」
「はーい」
修平さんが言い終わる前に、麻由さんがトイレに向かう。髪を1つにキュッと束ねた後ろ姿が壁の向こうに隠れた。
長時間風にあたって具合が悪くなったんじゃないかと心配になってきた。
初めてのバイクだったのに…、もっと休憩してあげればよかった。
可奈さん、大丈夫かな。
首をかしげながら麻由さんが戻ってきた。
「あのう…」
修平さんを見る。
「どうだった?」
「もしかしたら、寝てる…かも」
「な…」
「呼んでも返事がないんです」
「ドンドン叩いたか?」
そうだ、可奈さんが戻って来ない。
「腹でも壊したんじゃないか?」
「失礼な事を言うな、俺が作った飯だぞ」
「俺はなんともないです」
「当たり前だ。
そうだ麻由、ちょっとトイレ見てきてくんない?」
「はーい」
修平さんが言い終わる前に、麻由さんがトイレに向かう。髪を1つにキュッと束ねた後ろ姿が壁の向こうに隠れた。
長時間風にあたって具合が悪くなったんじゃないかと心配になってきた。
初めてのバイクだったのに…、もっと休憩してあげればよかった。
可奈さん、大丈夫かな。
首をかしげながら麻由さんが戻ってきた。
「あのう…」
修平さんを見る。
「どうだった?」
「もしかしたら、寝てる…かも」
「な…」
「呼んでも返事がないんです」
「ドンドン叩いたか?」