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可奈さん
第7章 恋敵
「こっちです」
女性を先頭にゾロゾロと男3人がトイレに向かうという不思議。
洗面台を真ん中にして左右にドアがある。右が女子、左が男子。
俺達は女子トイレのドアに耳をくっつけるようにして様子を伺った。
「………」
なぜか息を潜め、麻由さんが「ほらね」と動かす唇にウンウンとみんなで頷く。
「どんな体勢で寝てるんだ?……こうか?それとも、こうか?」
便座に座るふりをして色々なポーズをきめるアホな店主。
「それじゃ"考える人"だろ」と文句を付ける銀行マン。
「"考える人"はこっちの手だろ」とポーズを変えて真面目に反論している店主。
洗面台の大きな鏡が、映すのもくだらねえやと嘆いている。
マジばかな大人…
もういいや
ドンドンドンドン…
「可奈さん、俺です。
大丈夫ですか?
具合悪くないですか?」
女性を先頭にゾロゾロと男3人がトイレに向かうという不思議。
洗面台を真ん中にして左右にドアがある。右が女子、左が男子。
俺達は女子トイレのドアに耳をくっつけるようにして様子を伺った。
「………」
なぜか息を潜め、麻由さんが「ほらね」と動かす唇にウンウンとみんなで頷く。
「どんな体勢で寝てるんだ?……こうか?それとも、こうか?」
便座に座るふりをして色々なポーズをきめるアホな店主。
「それじゃ"考える人"だろ」と文句を付ける銀行マン。
「"考える人"はこっちの手だろ」とポーズを変えて真面目に反論している店主。
洗面台の大きな鏡が、映すのもくだらねえやと嘆いている。
マジばかな大人…
もういいや
ドンドンドンドン…
「可奈さん、俺です。
大丈夫ですか?
具合悪くないですか?」