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可奈さん
第7章 恋敵
俺は嬉しい。
すごく嬉しい。
「そうだ可奈、お前4ドアの車の乗り方覚えたか?」
「ぶはっ、その話か」
小山さんが飲んでいたコーラを吹き出した。
「もちろんよ」
「なんですか?
私その話は聞いた事ないですよ」
麻由さんがカウンターから身を乗り出した。
「昔、小山が中古で買った初めての車が2ドアの4人乗りだったんだ。よく3人であちこちドライブに出掛けた」
「修平が助手席で可奈が後ろね」
小山さんが横から状況説明。
「そ、2ドアだから、後部席には当然助手席を前に倒してから乗り込むだろ?可奈はいつもそうしてた」
麻由さんと俺が頷く。
「で、車が欲しくて羨ましがってた俺も、やっと中古のセダンを手に入れて、ある日2人をドライブに誘ったわけだよ…わかる?」
ゴクリ…
すごく嬉しい。
「そうだ可奈、お前4ドアの車の乗り方覚えたか?」
「ぶはっ、その話か」
小山さんが飲んでいたコーラを吹き出した。
「もちろんよ」
「なんですか?
私その話は聞いた事ないですよ」
麻由さんがカウンターから身を乗り出した。
「昔、小山が中古で買った初めての車が2ドアの4人乗りだったんだ。よく3人であちこちドライブに出掛けた」
「修平が助手席で可奈が後ろね」
小山さんが横から状況説明。
「そ、2ドアだから、後部席には当然助手席を前に倒してから乗り込むだろ?可奈はいつもそうしてた」
麻由さんと俺が頷く。
「で、車が欲しくて羨ましがってた俺も、やっと中古のセダンを手に入れて、ある日2人をドライブに誘ったわけだよ…わかる?」
ゴクリ…