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可奈さん
第8章 涙
「可奈さん、大丈夫ですか?寒いんじゃ…」

「な、なんでもないの、…グスッ」



えっ、泣いて…


俺は思いきり躰をひねって後ろを向いた。


「可奈さん、シールドを上げて…」

「なんでもない」

「だったら上げてください」

「やだ」

「可奈さんっ」

「ほ、ほら、ングッ…、青になった、ま、前見て…」


クソッ…


なんでだよ
なんで…

なんで泣くんだ…

まさかさっきも…
トイレで泣いてたのか?


道をあけて俺達を見送っていた街の灯りが、可奈さんの目にはぼやけた点でしかない。
俺は訳がわからず走り続けた。

このまま可奈さんを帰したくない、ちくしょう、どうすりゃいいんだ。




よく利用するコンビニを目指して方向を変え、空いている駐車場にバイクを止めた。ここからなら可奈さんの家もそう遠くない。



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