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可奈さん
第2章 ヤバイ展開
「あ、オレは162」


木田の後輩のおどけたひと言にドッと笑いが起きた。


「お前に訊いてねえよ」と木田。

「スミマセン。…あ、今日この子達を誘ったのはオレですよ先輩」

「え、そうだっけ?」

「アハハハハ…」
「ウケるー」


いじられ上手なノブ。

白けた空気から解放されたのか、女性陣の表情が和らいできた。

時間が経つにつれ気軽さが増し、職場の話から芸能人の話、流行りの歌、映画、旨いレストランと6人の会話は途絶えない。
…が、俺はさっきから、「理想とぴったり」と言っていたナナさんの意味深な視線が気になっていた。

28だというのが本当なら俺より4つ年上だ。
彼女は羽織っていた七分袖の薄いジャケットを熱いと言って脱ぎ.タンクトップの胸元を俺に見せ付ける。


すげぇ胸…


俺は尻みたいな胸の谷間なんか見るなと自分に言い聞かせ、ユミに謝っていた。




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