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可奈さん
第8章 涙
「可奈さん、それを不倫って言うんですよ、…自分でわかっててやった事じゃないですか、いったいどうなりたかったんですか?
何が望みだったんです」

「望みなんて…」

「えぇ、ないですよね。あるわけがない。人を傷付けて…、もしバレてなかったとしても、もう罪は犯してるんだから」


俺もユミを傷付けた…
叩かれた頬が熱い


「わかってるわよ…」

「だったら…」

「ただ何かを残したかったの」

「残したじゃないですか」

「え?」

「あの奥さんの中に…」

「……」

「叫んだじゃないですか、私は彼を本当に愛していました、って…」


見開かれた可奈さんの目に、涙がたまってつつっと流れ落ちた。


「…グスッ…私、酷い事を…」

「えぇ、そうですよ、可奈さんが必死に愛した人の大切な奥さん。その人の中にたくさんのものを残した…」

「グスッ…グスッ…ふぇ~…」




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