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可奈さん
第9章 熱
可奈さんは通りを見下ろし、俺は可奈さんを見つめた。


なんでだよ…


彼女が部屋に入るのを待って電話をかけた。


「はい」

「可奈さん、拓也です、こんに…あ、こんばんは」

「拓也さん?こんばんは」


久しぶりの声は明るかった。


「あの、今仕事が終わったとこなんですけど、これからちょっとお邪魔してもいいですか?
たぶん7時頃になると思います」

「お疲れさま。いいわよ、気をつけてね」



陰りのない声にほっとして、ばあちゃんちのブザーを鳴らした。


「いらっしゃい拓也。あらピザもあるの?
いつもありがとう」


嬉しそうなばあちゃんとは逆に憂鬱な俺は、テーブルを挟んでの会話も耳に入らず、適当に相づちを打っていた。


「どうしたの?」

「え?」

「心ここにあらずって感じね」



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