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可奈さん
第2章 ヤバイ展開

「あ、じつは俺このあとちょっと予定があって…、悪いけどここで…」
「えー、なんだよ付き合い悪いなぁ」
とりあえず万札を手渡し「つりは明日返せよ」と木田の肩を叩く。
「えぇーっ」と言う女の子の声を背にそそくさとトイレに向かう俺は、ユミを裏切らなかった自分の一途さに拍手を贈った。
俺はそれほど軽くない。
たとえ胸のデカいお姉さんに色っぽく見つめられようと、足で膝を擦られようと拒否できる。
そう、今俺は誘惑から逃げたわけじゃなく毅然と拒否したんだ。
チラチラと目に浮かぶ谷間と膝に残る感触をどこかへ追いやるように用を足し、よっしゃ~と鏡を睨み付けながら手を洗う。
コンコンコン…
ノックに急かされて鍵を開けた。
「…ッ…」
いきなりドアが開き、呆気に取られる俺をよそに、ナナさんは一歩踏み込んで素早く後ろ手にドアを閉じた。
「………」
「えー、なんだよ付き合い悪いなぁ」
とりあえず万札を手渡し「つりは明日返せよ」と木田の肩を叩く。
「えぇーっ」と言う女の子の声を背にそそくさとトイレに向かう俺は、ユミを裏切らなかった自分の一途さに拍手を贈った。
俺はそれほど軽くない。
たとえ胸のデカいお姉さんに色っぽく見つめられようと、足で膝を擦られようと拒否できる。
そう、今俺は誘惑から逃げたわけじゃなく毅然と拒否したんだ。
チラチラと目に浮かぶ谷間と膝に残る感触をどこかへ追いやるように用を足し、よっしゃ~と鏡を睨み付けながら手を洗う。
コンコンコン…
ノックに急かされて鍵を開けた。
「…ッ…」
いきなりドアが開き、呆気に取られる俺をよそに、ナナさんは一歩踏み込んで素早く後ろ手にドアを閉じた。
「………」

