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可奈さん
第9章 熱
「俺行かなきゃ」

「あら、また飲み会?」

「いや、あ、そう飲み会なんだ」


立ち上がった俺を見上げて「うふふ、デートだったりして」と楽しげに笑うばあちゃん。

「だったらいいんだけどね。じゃあまた来るよ、急ぐからもう行くね」

「はいはい気をつけて」


ばあちゃんの声に送られてドアを閉め、階段を下りて踊場で足を止めた。


「…ッ…あれ?」


可奈さんがさっきと同じ場所で下を見下ろしている。

でもなんか違う。

ん?

服が変わってる。

黒っぽい長袖の上着、…もしかして、ライダースジャケット?


「あ…」


風に乱れる髪に触れた手には、レザーのグローブがはめられていた。

………


しばし思考停止に陥る俺。


可奈さんが背を向けて部屋に入ってく。

え、あれってメット?

ほんの一瞬、腕に引っ掛けた白いメットが確かに見えた。



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