この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可奈さん
第9章 熱
「どうしてこんなところに…アハハ、おっかしいわね」


そう言って玄関の下がり戸棚を開くと、中にあったメットの横に素早く滑り込ませた。


「………」


そんな事しなくていい


「さあどうぞ、上がって…、ッ…」


俺は答えるより先に、彼女を抱き締めた。


「可奈さん…」


シャンプーの香りがした。


「あ、あの…、私、泣いてないけど…」

「わかってます」


俺が泣きたい。


「もしかして、俺を確認する為にわざわざバルコニーから外を?」

「あ、えぇっと…その…」


胸元で声がする。


「本当の事を言って…」

「…うん、そう」

「いつから?」

「…ど、土曜日の夕方はいつも…」


えっ?
な、なにそれ


「どうして連絡くれないんです」

「………」

「可奈さん」

「あの…、私から連絡してもいいのかな?って…、その、いつも、待ってたから…」




/266ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ