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可奈さん
第11章 葛藤
「お前、最近なんか変だな。仕事中やけにニヤついてるし」
「そ、そうか?」
「わかりやすいヤツだな」
「そうか?ははっ」
「相手は誰だ」
「え?」
「できたんだろ、彼女」
「え?」
「あ…、ハハ~ン。そういえば思い出した。お前あの時、バイクに白いメット積んでたな」
「……」
「女乗せたろ」
「え…」
しまった。
顔がにやけてしまう。
「ほらバレた~」
勝ち誇ったゴリラくんが白い歯を覗かせる。
「なんで言わないんだよ、いつも自分から話すだろ」
言えるかよもったいない。
「ま、まあな」
「もしかしてマジ?」
「は?俺はいつも本気だけど?」
「嘘つけこのモテ男。まあいいや、で、相手は誰?おい隠すな、誰だよ」
俺はゴリラくんに追い詰められて後ずさり。
「か、壁ドンはやめろ!」
「ふっ、じゃあ言って見ろ」
「キャ~!木田さんと井口さんてそういう関係なんですか?」
バイト仲間の女の子が木田の後ろに立っていた。
「そ、そうか?」
「わかりやすいヤツだな」
「そうか?ははっ」
「相手は誰だ」
「え?」
「できたんだろ、彼女」
「え?」
「あ…、ハハ~ン。そういえば思い出した。お前あの時、バイクに白いメット積んでたな」
「……」
「女乗せたろ」
「え…」
しまった。
顔がにやけてしまう。
「ほらバレた~」
勝ち誇ったゴリラくんが白い歯を覗かせる。
「なんで言わないんだよ、いつも自分から話すだろ」
言えるかよもったいない。
「ま、まあな」
「もしかしてマジ?」
「は?俺はいつも本気だけど?」
「嘘つけこのモテ男。まあいいや、で、相手は誰?おい隠すな、誰だよ」
俺はゴリラくんに追い詰められて後ずさり。
「か、壁ドンはやめろ!」
「ふっ、じゃあ言って見ろ」
「キャ~!木田さんと井口さんてそういう関係なんですか?」
バイト仲間の女の子が木田の後ろに立っていた。