この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可奈さん
第13章 思い込み
「親父さんは、舞を助けてくれたんだ」


怒りで呼吸を荒げている俺にはわけがわからない。


「なんですか、それ」

「親父さん、拓也君に黙ってたんだな。舞の為に……いや、拓也君の為かな」

「よ、よくわからないんですけど、何なんですか?」


落ち着いてきた俺は、松井さんの言葉の中に嘘を探そうとしていた。

親父を庇う為の嘘を。


「恥ずかしい話なんだけど。舞のヤツ、出会い系とかいうやつで金を…」

「え?」

「あの頃、アイツの様子がおかしいから親父さんに相談してたんだ」


舞ちゃんが…


「金持ちの友達がいてな……舞もいろいろと、欲しい物があったって。バカだよな。
親父さんに見つかったのはホントにたまたまだったんだ。
新規の客との打ち合わせに行って、その帰りに舞が男と歩いてるのを見かけたんだ。
……よかったよ、親父さんに舞の入学写真見せといて」


じゃあ親父は……


「へんな中年男とホテルに入っていく寸前に舞の名前を呼んだら、はっと振り向いたらしい。で、俺の娘に何するんだ、ってそいつをぶっ飛ばしちまった」


なんで……

なんで俺に言わないんだ。



/266ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ