この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可奈さん
第13章 思い込み
「拓也、お父さんに会ったの?」


お袋の目が探りを入れてくる。


「うん、少しだけ。今松井さんに仕事見せて貰ってた」

「そう。作業服、似合うわよ、ふふっ」

「お父さんに似てきたんじゃないの?」

「やめてくれ、俺の方がいい男だよ。
どれどれ赤ん坊……あ、また蹴った。元気だなーコイツ」


生命の神秘。
姉ちゃんは既に母親の顔をしている。


「このデカイのが拓也おじさんだよー」

「やめろよ、まだおじさんじゃない」


いったいどんな赤ん坊が姉ちゃんから出てくるんだ。

俺は小さい子は得意だ。
舞ちゃんの相手も出来たし、キャッチボールも出来る。
そういえば親父ともやったな……。


「どっちが生まれるの?男?女?」

「たぶん女の子だろうって」

「美人になるといいな」

「当たり前でしょ、私の娘なんだから」

「そうよ、私の孫なんだから、ふふ、ねー」
「ねー」


ここに女が1人増えたらどんなにうるさくなるだろう。

そうだ、拓也兄ちゃんと呼ばせよう。



/266ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ