この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可奈さん
第13章 思い込み
俺の声が聞こえたのか、修平さんがキッチンから「そこうるさいぞ」と睨みをきかせた。

ただ、その表情はすぐに崩れ、鼻歌まじりにキャベツを刻みだす。


「アハハ、あいつ照れてるな」

「そうね。ふふっ」


そっかー。
よかったな、修平さん。
なんかマジで嬉しい。
木田に彼女が出来た時の比じゃないぜ。


「お待たせしました、かつ丼です」


なんだか声にも艶があるような気がする。


「ありがとうございます。いただきます」

「おぅ、食べろ食べろ。俺達はもう済ませたから」

「そうですか。あれ?これやけに多いな」

「あの、修平さんが大盛りにしました」


ちょっとはにかんで彼の名前を出す麻由さんがなんだか可愛らしい。


「おい拓也、あんまり麻由を見んな」

「ぶはっ、見てませんよ」

「こりゃ先が思いやられるな」

「ほんと、修平があんな事言うなんて、ね…」

「な…」

「あははは…」
「あははは…」


麻由さんは赤くなり、水のポットを持って他のテーブルに逃げて行った。



/266ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ