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可奈さん
第6章 風

「こ、こんにちは」
「こんにちは。
ねぇ、こんな恰好でいい?」
「い、いいです、バッチリです」
「よかったー」
ショトヘアの前髪をふわふわと風が揺らす。
「あ、このメット、被ってみてください。あごひもを調節しないと」
「わー、ヘルメットなんて初めて」
「走っても外れないようにきちっと止めてくださいね」
「はい」
白にしてよかった。可奈さんにはやっぱ白だよな。
「できた」
カチッと音がしてシールドを上げた可奈さんが笑う。
それから肩にかけていたバッグのショルダーストラップを左右に分けて背中に背負った。
「この方がいいよね」
「そうですね。
それじゃあ、乗りますか」
メットを被りシートに座る。
「可奈さん、そのステップに左足を乗っけてからシートに跨がってください」
「え、バイク倒れない?」
「ちゃんと支えてます。あ、俺の肩持って」
「こんにちは。
ねぇ、こんな恰好でいい?」
「い、いいです、バッチリです」
「よかったー」
ショトヘアの前髪をふわふわと風が揺らす。
「あ、このメット、被ってみてください。あごひもを調節しないと」
「わー、ヘルメットなんて初めて」
「走っても外れないようにきちっと止めてくださいね」
「はい」
白にしてよかった。可奈さんにはやっぱ白だよな。
「できた」
カチッと音がしてシールドを上げた可奈さんが笑う。
それから肩にかけていたバッグのショルダーストラップを左右に分けて背中に背負った。
「この方がいいよね」
「そうですね。
それじゃあ、乗りますか」
メットを被りシートに座る。
「可奈さん、そのステップに左足を乗っけてからシートに跨がってください」
「え、バイク倒れない?」
「ちゃんと支えてます。あ、俺の肩持って」

