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遠回りしたけど
第7章 ちゃんと言って?



わたしも大輝の体をぎゅっと抱き返した。




「だ、大輝っ!」

「なにっ!?」




大輝の声からも緊張していることが伝わってきた。





「大輝・・・あの・・・」

「うん」

「あの・・・あのね・・・」

「うん」

「す・・・」




やばい、心臓・・・破裂するっ・・・!




「す・・・、す・・・き・・・」




たったそれだけで、恥ずかしすぎて
大輝の肩口に顔を埋めた。




「やばい・・・かわいい・・・」




大輝は囁くように言うと、
わたしを腕の中から解放して唇を重ねてきた。




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