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遠回りしたけど
第8章 大事にされるって



突然の大輝の声に少しだけびくりと体が跳ねる。


「起きて、たの・・・?」

「・・・つい、さっき」


少し間があって目が合った。


「なんで頭撫でんの」

「えっ?」

「だから、なんで頭撫でんの」


昔が懐かしかったから?
ただ、触りたくなった?
いつも生意気な大輝がかわいくて?

そのどれもだ。

でもそんなことを正直に言ったら
大輝は怒りそうだな・・・


「ね、寝癖が、あったから・・・?」

「ふーん。じゃあずるいって何?」


いや・・・恥ずかしくて言いたくない。
でも大輝の目が真剣にわたしを見つめながら聞いてきて
どう言って逃げてもバレてしまいそうな気がした。


「えっと・・・」

「何がずるいの?」

「かっ・・・」

「か?」


やばい、超恥ずかしいんですけど・・・!


「かっこ、よく、なったなぁって・・・」

「は?」


大輝の眉間に皺が寄る。


「大輝が、かっこよくなっちゃったから・・・
 ずるいなぁ・・・って・・・」


だんだんと声が小さくなりながらも言い切った。




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