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遠回りしたけど
第2章 再会したくなかった



学年別の昇降口から出て、駐輪場に向かう。




大輝はどこに行ったんだろうと思ったら
先に自転車に跨り、
駐輪場の入り口でわたしのことを待っていた。





わたしを見つけるとペダルに足を乗せて
そのまま先に進んで行ってしまう。




その後ろについて行くだけで
どこに行くかすらわからない。




何も喋らないまま、一緒に帰る道は
すごく気まずくて、
それなら1人で帰りたいとすごく思った。




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