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遠回りしたけど
第2章 再会したくなかった



しばらく走っていると
いつも美波と別れる交差点に着いた。


「大輝、じゃあね」

「は?なんで?」


なんでって・・・


「だってうち、こっちだし・・・」


もしかして、大輝の家行くの?

まだ美波に何も言ってないし
大輝の気持ちもわからないのに・・・

それにあの嫌な思い出がよみがえることが
今のわたしにはすごく恐かった。


あれから2年も経ってるけど
わたしの中では消化できないままでいた。




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