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遠回りしたけど
第2章 再会したくなかった



すると大輝が方向を変えて


「行くぞ」


って言って、自転車を漕ぎ始めた。




そこから5分くらいで家に着く。


「大輝、じゃあね」


大輝は自分の家に帰るのかと思ったのに
自転車から降りて、家の前に停めた。


「忍に用あるから」

「あ、そうなんだ」


わたしの後ろに大輝がついてきて
自宅の玄関を開けた。


「ただいま」

「姉ちゃんおかえり。
 ・・・あれ!?大輝じゃん!久しぶり!」

「おう、遊びに来た」




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