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遠回りしたけど
第3章 突然の



翌日の学校は、朝からすごく憂鬱だった。


「なお?」

「どした?寝不足?」


涼太くんに話しかけられても
ずっと上の空だった。


「え!?んーん、なんかボーッとしちゃって」


するとおでこに感じる体温。


「んー、熱はないみたいだけどなー」

「りょ、涼太くんっ!?」


涼太くんがわたしのおでこに手を当てて
熱を計ってくれているみたいだった。




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