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遠回りしたけど
第3章 突然の



そんな大輝を無視して、スクール鞄を机の上に置き
机の前にある椅子に座った。


大輝は少しムッとしたような顔をして

「なお、早く、ここ」

もう一度ポンポンと自分の横に座れとベッドを叩いた。


「ここでいい」

わたしがそう言うと、大輝はベッドから立ち上がった。


椅子に座るわたしの目の前に来ると、
大輝の顔がわたしの視界から消えた。


というより、大輝が椅子に座るわたしの首に
ぐっと腕を回して抱きついてきたのだ。





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