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遠回りしたけど
第4章 お迎え?
「もしかして彼氏?」
「そんなんじゃないです!」
彼氏・・・
大輝は、彼氏?
昨日した大輝とのファーストキスを思い出してしまい、
顔が赤くなったのを隠すように先輩に背中を向けて
「お、お疲れ様でした!」
と言ってバイト先を後にした。
トボトボと歩きながら
いつのまにか大輝のことを考えていた。
わたしを見つめる目がすごく真剣で、逸らせなかった。
真っ赤になった大輝の顔。
家に帰ってもその顔が頭から離れなくて、
夢にまで大輝のあの赤くなった顔と
触れた唇の感触が出てきて
翌朝、起きた時から大輝のことばかり考えていた。