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遠回りしたけど
第4章 お迎え?
「なおー!お呼びだよー!」
お昼休み、お弁当を食べようとしていたら
わたしを呼ぶ声が聞こえた。
その声のするほうを見てみると、教室の前のドアに
うちのクラスの女子に囲まれた大輝が居た。
えぇ!?
大輝!?
なにしてんの!!!
すぐに立ち上がりクラスメイトを掻き分けて
大輝の腕を掴むと、そのまま廊下を走った。
「おい!なお!」
その声で我に返る。
「うわぁぁ!ごめん大輝!」
「いいけど・・・」
そこは特別教室の並ぶ場所で
わたし達以外は誰も居なかった。