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遠回りしたけど
第5章 素直になってよ
「大輝が何を考えてるのかわかんないし、
大輝が・・・わたしのことを
好きなのか・・・全然・・・わかんない・・・」
わたしを抱きしめる大輝の腕が強くなる。
「俺の気持ち、伝わってない・・・?」
「・・・わかんない」
「少しも、伝わってない・・・?」
伝わってたら、こんなに泣かないよ・・・。
「なお、こっち向いて?」
わたしは首を振った。
こんな顔見られたくないし、
大輝の顔を見ながら本当の気持ちなんて聞けない。
もし、ただエッチしたいだけって言われたら
わたしは、どうしたらいいの・・・?
「なお、こっち向いてって」
「やぁだぁ・・・」