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遠回りしたけど
第5章 素直になってよ
リビングに入ると、美波とその彼氏が
お菓子を食べながらテレビを見ていた。
「大輝おかえりーって、なおっ!?」
「えっと、美波・・・そのぉ・・・」
大輝とは手を繋いだままで
その手を離そうとして手を引く。
だけど全然離してくれそうになくて、
もっと強くぎゅっと握られてしまう。
「姉ちゃん!」
「何」
「俺、なおとつきあうことになったから!」
えっ!?
急に何言ってるの!?
でも美波は全く驚いた様子はなくて
「そう、やっとか」
って言った。