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遠回りしたけど
第5章 素直になってよ
驚いて大輝の顔を見ていたのに、
その言葉を聞いて美波の方を向く。
すると美波が
「大輝って小学生の時から、なおのこと好きだったんだよ」
なんて言うから、
また驚いて大輝の顔を見た。
「なおに頭撫でてもらうと、真っ赤になって
嬉しそうな顔してたもんねー?」
大輝は真っ赤になるだけで何も言わなくて、
少しだけ唇を尖らせると
「そういうことだから」
って言ってわたしを引っ張り、リビングから出た。
そういうことって、どういうこと!?
そのまま大輝の部屋に連れて行かれ、
大輝はガチャリと部屋の鍵を閉めた。