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遠回りしたけど
第6章 お買い物
泊まりの日は、すぐに来た。
午前中から夕方までバイトがあったから
バイトが終わる時間に大輝が
バイト先まで迎えに来てくれた。
そのままわたしの家に寄り、
もう用意してあった、お泊まりセットを持った。
「み、美波ん家泊まりに行ってくるねー!」
「ご迷惑にならないようにね」
「わかってるよ!いってきます!」
お母さんにちょっと嘘を吐いてしまったみたいで、
少しだけ胸がズキッとした。
「大輝お待たせ」
「お、おう」
わたしの荷物を大輝が持ってくれて、
自転車のカゴに入れた。