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遠回りしたけど
第6章 お買い物
いつも大輝の家に行くより緊張して、
どうにかなってしまいそうだった。
これから夕飯をわたしが作らなきゃいけないのに・・・
っていうか、スーパーとか寄らなくていいのかな?
「ねぇ、大輝」
「えっ!?なにっ!?」
「家にお野菜とか余ってる?」
「あー、無ぇんじゃねーかな」
「お母さんは?」
「あー・・・」
大輝はそのまま何も言わなくなった。
そのうちに大輝の住むマンションに着いてしまった。
エレベーターで一緒に上がり、部屋の中に入る。
「あのさ、なお・・・」
「な、なに!?」
部屋に入ったら、さっきよりも緊張して
声が裏返ってしまった。