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第6章 お買い物

「母ちゃんも・・・今日いないんだよね・・・」

「えっ！？」




なんで！？

いや、居てもアレなんだけど。

っていうか、夕飯作ってって言ってたんだから、
わかれよ！わたしも！




「父ちゃん単身赴任してるじゃん？」

「あ、うん」




いつも美波の家に来た時はお父さんに会ったことがなかった。

というか、お母さんにもあまり会ったことはなくて、
いつも忙しそうにしているみたいだった。

だからこんなに大きなマンションに住めるんだと思うけど・・・




「母ちゃんがそこに行くから、今日居ないんだ」

「そ、そうなんだ」




離れている大輝にも、わたしの胸のドキドキが
聞こえてしまうんじゃないかっていうくらい
体全体がドキドキしていた。