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遠回りしたけど
第6章 お買い物
その手をぎゅっと握られて、大輝の顔が近付く。
ちゅっと唇にキスが落とされたから、
今度はわたしの方がビックリする番だった。
「ちょっと大輝!人いるじゃん!」
「なおが、悪いんだよ・・・」
そう言うとそのまま手を繋がれてしまった。
「腹減った!早く帰ろう、なお」
引きずられるようにしてレジに連れて行かれそうになって
「お菓子とジュース!買ってない!」
って必死に言ったら、すっごい笑われた。
そこまで笑うことないじゃん!
大輝だって照れてたくせに!