この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Could you walk on the water ?
第6章 陵辱未遂
林の奥の闇の中。
そこにある妻の車の姿は、大介に激しい胸騒ぎを与えた。
エンジンは切られているが、車内灯がついている。
限界にまで濃い闇の中、その灯りはまぶしいほどに空間を照らしていた。
最初、人の気配はしなかった。
大介は、急速に鼓動を高めながら、そこに接近した。
最初に視覚に入ったのは、車のそばに投げ出されている妻の白いサンダルだった。
やがて、車内の様子が見えた。
ドアは広く開けられ、中の光景がはっきりわかる。
大介は、自らの姿を大木の陰に隠し、そこの状況を把握しようとした。
そして、それを見た。
「・・・・・・・」
運転席、助手席のシートが共に深々と倒されている。
助手席に座らされた妻の脇、背後に、2人の若者が窮屈そうに密着している。
妻の両腕が、ばんざいをするように2人に拘束されていることに、大介は気づく。
そして、人妻の両脚の上に座るように、もう一人の若者がいた。
上半身裸になった若者は、白いブラウス姿の人妻を見おろしている。
人妻の顎を撫でながら、少しずつ体を前掲させていく。
「奥さん、今日こそはさせてもらうからな」
若者の声が、大介の耳にはっきりと届いた。
「やっとつかまえましたね、豊岡さん」
傍らにいる男のその言葉に、大介はリーダー格の男の名を知る。
「男をそそる体だねえ。しかも人妻だ」
豊岡が妻の頬を撫でながら、その唇に指先を伸ばすのを大介は見つめる。
「奥さん、社長がつれてくるおっちゃんたちにはサービスしてるんだろう」
「変なこと言わないで」
妻の鋭い口調は、夫である大介も知らないものだった。
「夕食の後に秘密のサービスをしてるって、寮で噂だぜ、奥さん」
豊岡という若者の言葉が、大介を更にその場に留めさせる。
そこにある妻の車の姿は、大介に激しい胸騒ぎを与えた。
エンジンは切られているが、車内灯がついている。
限界にまで濃い闇の中、その灯りはまぶしいほどに空間を照らしていた。
最初、人の気配はしなかった。
大介は、急速に鼓動を高めながら、そこに接近した。
最初に視覚に入ったのは、車のそばに投げ出されている妻の白いサンダルだった。
やがて、車内の様子が見えた。
ドアは広く開けられ、中の光景がはっきりわかる。
大介は、自らの姿を大木の陰に隠し、そこの状況を把握しようとした。
そして、それを見た。
「・・・・・・・」
運転席、助手席のシートが共に深々と倒されている。
助手席に座らされた妻の脇、背後に、2人の若者が窮屈そうに密着している。
妻の両腕が、ばんざいをするように2人に拘束されていることに、大介は気づく。
そして、人妻の両脚の上に座るように、もう一人の若者がいた。
上半身裸になった若者は、白いブラウス姿の人妻を見おろしている。
人妻の顎を撫でながら、少しずつ体を前掲させていく。
「奥さん、今日こそはさせてもらうからな」
若者の声が、大介の耳にはっきりと届いた。
「やっとつかまえましたね、豊岡さん」
傍らにいる男のその言葉に、大介はリーダー格の男の名を知る。
「男をそそる体だねえ。しかも人妻だ」
豊岡が妻の頬を撫でながら、その唇に指先を伸ばすのを大介は見つめる。
「奥さん、社長がつれてくるおっちゃんたちにはサービスしてるんだろう」
「変なこと言わないで」
妻の鋭い口調は、夫である大介も知らないものだった。
「夕食の後に秘密のサービスをしてるって、寮で噂だぜ、奥さん」
豊岡という若者の言葉が、大介を更にその場に留めさせる。