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第7章 強要ストリップ

「ううんっ・・・・・・、いやっ・・・・・・・・・・・・・・」

舞台にいる人妻が、遂にはっきりと、抵抗の声を漏らす。

男はあくまでも一定のペースで、人妻の下半身を前後にスライドさせていく。

ハイヒールが椅子の肘置きに乗るほどに、人妻の両脚が屈曲する。

「やだっ・・・・・・・・・・・」

山崎の背中に手を伸ばし、沙織は苦しげに首を振る。

人妻の胸元に顔を埋めながら、男は更に力を込めて彼女の腰を前後に揺らす。

「どうだ、奥さん・・・・・・・・」

ブリーフを脱ぎ捨てた男のものが、人妻のショーツに確かに食い込んでいく。

「あっ・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・」

人妻の顎をあげる頻度が増し、その爪が強く男の背中に食い込んでいく。

舞台上を薄く照らしていたオレンジ色の明かりが、ストロボ上に点滅を始める。

大介にとって、そこにいる妻の動きを捉えることが難しくなっていく。

灯りの点滅のせいだろうか。

妻が自分から腰を動かし始めたような、そんな錯覚が大介を包んでいく。

沙織・・・・・・・・、お前、まさか・・・・・・・・・・・・・・

明らかな意志を伴って、人妻の腰が淫らに振られていく。

男の手によるのか、人妻自身の欲情のせいなのか、その判断ができなくなる。

だが、食堂にいる男たちの想像は同じだった。

「奥さん、自分から腰を振ってやがる・・・・・・・・・」

「おとなしそうに見えて、やっぱり男が欲しいんだよな・・・・・・」

「あの表情。たまんないって顔してるじゃねえか・・・・・・・・」

激しい接合を求めるように、人妻の下半身がこれ以上ないほどに振られ、男のものに打ち付けられる。

その動きにかぶせるように、食堂中に音声が流れた。

「あっ！・・・・・・、あっ！・・・・・・・・、あっ！・・・・・・・・」

想像を超越した快楽に戸惑い、そして悦ぶ女の嬌声。

事前に録音された音声だ。

だが、大介には冷静さを維持することが難しかった。

それは、紛れもない妻の声だったのだから・・・・・・・・・。