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Could you walk on the water ?
第11章 夫の目の前で
「奥さん、あなたの乱れる姿を大介に見てほしいんですけどね」

「・・・・・・・・・」

「清楚な妻なんていう仮の姿じゃなく、女としての本当の姿ですよ」

「堀内さん・・・・・、お願いします、それだけは堪忍してください・・・・・」

「優等生の奥さんにそこまでお願いされては仕方ないですな」

堀内は幼馴染の優秀な妻を手中に収めることを勝ち誇るようにそう言いながら、その手の力を緩めた。

「大介、そういうことだ。俺たちは場所を変えるぜ」

「堀内・・・・・・・・・」

「奥さん、ではどちらに行きましょうか」

「2階に・・・・・・、2階に寝室がありますから・・・・・・・・・・・」

夫婦のベッドルームという提案に、男が乗らないわけはなかった。

「それは名案ですな。では、案内してもらいましょうか」

「こちらです・・・・・・・」

沙織はややふらついた雰囲気で立ち上がると、ブラウス、そしてタイトスカートを手早く整えた。

そして、堀内を誘導するように階段へと向かった。

「沙織・・・・・・」

大介は、思わず妻に声をかけた。

「あなた・・・・・・・、私は本当に大丈夫ですから・・・・・・・・・」

「すまん、沙織、俺のために・・・・・・」

「心配なさらないで・・・・、ただ、決して見ないでください・・・・・・」

「わかった・・・・、わかったよ、沙織・・・・・・・」

沙織に先導され階上に向かう堀内が、笑みを浮かべて大介に言葉を投げる。

「大介、しばらく奥さんを借りるぜ」

その言葉の後、2人は静かに階段を昇り、2階のベッドルームへと向かった。

巨大なダブルベッドの上で、妻は、堀内に何を許してしまうのか。

そして、大介の周辺には、完璧な静寂だけが残った。

午後10時少し前。

テーブルに座ったまま、大介は強引に缶ビールを喉に流し込んだ。
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