この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Could you walk on the water ?
第11章 夫の目の前で
30分近くが経過した。

依然、大介はそこに座り続けていた。

何本もの缶ビールを空けるにつれて、平静さが失われていく。

階上で繰り広げられている行為を想像しないわけにはいかない。

2人のあられもない姿を、大介はあらゆる可能性と共に、想像する。

いや、沙織は簡単には許さないはずだ。

そんな信念と同時に、大介は何度も思い返す。

俺を救うために、妻は堀内の全ての要求を・・・・・・。

壁に設置された時計だけを見つめる。

時間の経過を刻む秒針の音が大介を追い込み、その音が静寂の妨げとなっていく。

「決して見ないでください・・・・・・・・」

沙織が最後に残した言葉を反芻し、大介は何度も思いとどまろうとした。

だが、もう限界だった。

2人が姿を消し、30分が過ぎたころ、大介は静かに立ち上がった。

用心深く、足音ひとつ立てることなく、大介はゆっくりと階段を昇って行った。

次第に、静寂の中に何かが混在し始めてくるのを、大介は知った。

「あっ・・・・・・・・・、あっ・・・・・・・・・・・・」

沙織・・・・・・・

それは、紛れもなく妻の声だった。

苦悶し、途切れるような妻の、救いを求める声だ・・・・・・・・・・・・。

鼓動を限界にまで高めたまま、大介はベッドルームの前に立ち、引き戸を10センチ程度開いた。

「沙織・・・・・・・・」

ベッド上に、狂気に満ちた男の姿があった。

既に全裸になった男は、人妻の長い美脚を強く押し広げている。

シャツのボタンをはだけ、ブラを覗かせている人妻は、タイトスカートをまだ身につけている。

スカートを淫らに捲り上げ、男は人妻の大切な箇所に濃厚な口づけを与えていた。
/117ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ