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第12章 忘我

「お上手だ、奥さん。大介にも毎晩こんなことしてるんですか」

堀内の言葉を否定するように、沙織は戸惑いの表情を浮かべる。

「あいつのとは、どちらが大きいですか」

男の質問を無視し、沙織は娼婦のような態度で、股間にそそり立つ巨大な棹への奉仕を続けた。

四つん這いになって男のものに吸い付く人妻の後頭部を男は撫で、下に突き出す乳房を両手で受け止め、愛撫する。

「奥さん、もっと舌を使って・・・・・・・」

人妻は抵抗することなく、男の要求に従い、卑猥な奉仕を加速させていく。

ちゅぱ・・・・、ちゅぱ・・・・・、ちゅぱ・・・・・・・

何度も天井を向いて、堀内がたまらない様子で声を漏らす。

「悪い人だ・・・・・、夫とは別の男のものをしゃぶって・・・・・・・」

「・・・・・・」

「秀才な人妻はこんなことも上手なんですな」

堀内はようやく沙織の顔をそこから離し、そのまま濃厚なキスを交わした。

「あんっ・・・・・・・・・・・・」

「奥さん、もう待ちきれないでしょう・・・・・・・・」

服を着せたまま、男は人妻を仰向けに組み伏せ、美脚をM字に開脚させる。

「堀内さん、待ってください・・・・・・・」

「奥さん、約束は守りますよ」

「主人が・・・・・・・、私には主人がいるんです・・・・・・・・・」

「そのご主人を救うためですよ、奥さん」

しばらくの人妻の沈黙を、男は辛抱強く待った。

そして、人妻は遂に、覚悟を決めた視線で男を見つめた。

「わかりました・・・・・・」

「抱いてくださいって、奥さん、あなたから私にお願いしなさい」

ベッド上で上から見つめられる男に対し、人妻は再びの沈黙の後、唇を開き、か細い声でささやいた。

「私を・・・・・・、私を抱いて・・・・・・・・・」

妻の言葉は、大介の耳にはっきり届いた。

「もう一度聞かせてください、奥さん」

「堀内さん・・・・・、私を抱いてください・・・・・・・」

「奥さん、忘れられなくしてあげますから」

男は遂に満足したように、その股間をゆっくりと押し出していった。

どこまでも太いものが、瞳を閉じた人妻のあそこに、時間をかけて接近していく。

そして、彼の先端が人妻の美唇に触れた。

「あっ・・・・・・」　

それだけの刺激で、人妻は艶めいた息を漏らした。