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誘淫接続
第7章 解除
 麻琴は鞭の持ち手を右手でゆっくり握りしめると、翠の前に立った。
 翠の身体はピクピクと痙攣を続けている。

 翠が、赤い目を潤ませながら麻琴を見た。
 「みずのさあん……ごめんなさいぃぃぃ……じぶんをっ、おさえられなかったんですぅぅ……ごめんなさいぃぃっ……」
 麻琴は翠の顔から目をそらせた。
 思いがけず翠の股間が目に入る。
 麻琴はさらに目をそらせようと思ったが、できなかった。
 翠の股間から目が離せなかった。

 翠の秘唇は――ぱっくりと開いてヌラヌラと牝の汁で光っていた。
 尻を鞭で打たれているのに。

 むせるような、ぬるく、酸っぱく、生っぽい匂いが麻琴の鼻をかすめる。
 そして麻琴の下腹も――異物のすき間からたっぷりの蜜を漏らしていた。

 麻琴は、そのまま隆一に鞭を返した。
 隆一は何も言わず、静かにそれを受け取った。
 麻琴は再びソファに座った。顔が――熱い。

 隆一は、翠の股間の上でゆっくりと鞭を振りかぶった。
 そしてその先端を、翠の開いた秘唇の上部から顔を出している肉芽に向け、思い切り振り下ろした。
 麻琴は思わず目をつむり顔をそらせた。
 自分が、その激痛を受けたような気になった。
 翠の絶叫が麻琴の耳をつんざく。

 麻琴は、おそるおそる目を開けた。
 翠は白目をむき、つま先を引きつらせ、全身を小刻みに痙攣させている。
 そして秘唇の間からは、力なく小便が噴き出していた。

 それでも翠の顔は――発情していた。
 苦しみに悶える表情ではない。情欲に溺れた表情だ。
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