この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
誘淫接続
第2章 第十の接続
 重要なのは動いているということではなく、見えないとはいえ他人が大勢いる中で、しかも職場で『貞操帯を装着している』というその事実だった。
 湧き出てくる羞恥が、止まらない。
 それだけで、十分な責めだった。
 麻琴は職場に来てはじめて、そのことに気づかされた。

 ――こんなに意識しちゃうものだったなんて……
 ――気を緩めると……
 ――かえって……!
 『ご主人様』はこれを分かっていたのだ。
 麻琴が密かに衣服の下に貞操帯をつけているのを、教室にいる全員が何食わぬ顔で、知っていて知らないふりをしているような気がしてならない。

 そして――
 濡れてくる。
 それも、止めどなく。
 念のため、ナプキンをつけ、尻のラインが出にくいようジーンズはゆったりめの物を選んで履いている。
 それでも、大丈夫かと不安がよぎる。

 身体も、熱いだけではない。
 ずっとふるふる……と震えているような気がする。
 普通にしていれば、絶対に誰も気づきはしない。
 が、熱さで顔がもう真っ赤になっているかも知れない。
 麻琴はあまり感情が表に出ない方だ。はた目には普段と変わらないように見えていると思う。それでも身体の内側の『熱さ』は止められなかった。

 トイレに行ったり、教室の奥にある別室の事務所で手鏡を使ったりして、何度も自分の顔を確認する。
 心なしか、目の下がほんのり紅いような気がする。
 いや、意識しているからそう見えるだけであって、いつもと変わらないような気もする。
/109ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ