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誘淫接続
第2章 第十の接続
重要なのは動いているということではなく、見えないとはいえ他人が大勢いる中で、しかも職場で『貞操帯を装着している』というその事実だった。
湧き出てくる羞恥が、止まらない。
それだけで、十分な責めだった。
麻琴は職場に来てはじめて、そのことに気づかされた。
――こんなに意識しちゃうものだったなんて……
――気を緩めると……
――かえって……!
『ご主人様』はこれを分かっていたのだ。
麻琴が密かに衣服の下に貞操帯をつけているのを、教室にいる全員が何食わぬ顔で、知っていて知らないふりをしているような気がしてならない。
そして――
濡れてくる。
それも、止めどなく。
念のため、ナプキンをつけ、尻のラインが出にくいようジーンズはゆったりめの物を選んで履いている。
それでも、大丈夫かと不安がよぎる。
身体も、熱いだけではない。
ずっとふるふる……と震えているような気がする。
普通にしていれば、絶対に誰も気づきはしない。
が、熱さで顔がもう真っ赤になっているかも知れない。
麻琴はあまり感情が表に出ない方だ。はた目には普段と変わらないように見えていると思う。それでも身体の内側の『熱さ』は止められなかった。
トイレに行ったり、教室の奥にある別室の事務所で手鏡を使ったりして、何度も自分の顔を確認する。
心なしか、目の下がほんのり紅いような気がする。
いや、意識しているからそう見えるだけであって、いつもと変わらないような気もする。
湧き出てくる羞恥が、止まらない。
それだけで、十分な責めだった。
麻琴は職場に来てはじめて、そのことに気づかされた。
――こんなに意識しちゃうものだったなんて……
――気を緩めると……
――かえって……!
『ご主人様』はこれを分かっていたのだ。
麻琴が密かに衣服の下に貞操帯をつけているのを、教室にいる全員が何食わぬ顔で、知っていて知らないふりをしているような気がしてならない。
そして――
濡れてくる。
それも、止めどなく。
念のため、ナプキンをつけ、尻のラインが出にくいようジーンズはゆったりめの物を選んで履いている。
それでも、大丈夫かと不安がよぎる。
身体も、熱いだけではない。
ずっとふるふる……と震えているような気がする。
普通にしていれば、絶対に誰も気づきはしない。
が、熱さで顔がもう真っ赤になっているかも知れない。
麻琴はあまり感情が表に出ない方だ。はた目には普段と変わらないように見えていると思う。それでも身体の内側の『熱さ』は止められなかった。
トイレに行ったり、教室の奥にある別室の事務所で手鏡を使ったりして、何度も自分の顔を確認する。
心なしか、目の下がほんのり紅いような気がする。
いや、意識しているからそう見えるだけであって、いつもと変わらないような気もする。