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誘淫接続
第3章 第十三の接続
3.第十三の接続
(1)
あれから一週間近くが過ぎた。
その間、麻琴は二、三回『ご主人様』に深夜の自宅で貞操帯で責められることはあったが、もう一度職場につけていくよう命令されることはなかった。
もちろん、あの土曜日のことは詳しく『ご主人様』に一部始終を伝えた。
変態。
メス豚。
ドM。
その他あらゆる言い方で嘲笑された。
自分でも、そう思う。
なんとか声も身体の動きも抑えたとはいえ、大勢の他人がいる駅のホームで絶頂したのだ。
もしかしたら、何人かは気づいたかも知れない。
いや、確信を持たないまでも『あの女、実はイってたりして』などと妄想して、興奮した男もいたかも知れない。
そんな想像も、『ご主人様』の嘲笑も、麻琴を一層たかぶらせ、欲情させた。
そして何度も貞操帯でもてあそばれ、寸止めさせられ、気を失うまで絶頂させられた。
しかし、貞操帯を装着しての勤務は――
辛い。
正直もうこりごりだと思った。
思っているはずなのに――
麻琴の中に、『もう一度させられたい』という気持ちの種が――
しっかりと心に根を張り始めていた。
もう一度命令して欲しい――。
でも、やっぱり怖いから二度とさせないで欲しい――。
けど、させられたい――。
麻琴はその二つの感情の中で揺れ動いていた。
今日も、麻琴は全裸で貞操帯だけをつけ、ベッドの上に座りスマホを握りしめ『ご主人様』の指示を待っていた。
時計はすでに深夜一時を回っている。
貞操帯の淫具はまだ動いていない。
「んあ……はあっ……はあっ……」
ほとんど喘ぎ声のような呼吸が漏れる。
(1)
あれから一週間近くが過ぎた。
その間、麻琴は二、三回『ご主人様』に深夜の自宅で貞操帯で責められることはあったが、もう一度職場につけていくよう命令されることはなかった。
もちろん、あの土曜日のことは詳しく『ご主人様』に一部始終を伝えた。
変態。
メス豚。
ドM。
その他あらゆる言い方で嘲笑された。
自分でも、そう思う。
なんとか声も身体の動きも抑えたとはいえ、大勢の他人がいる駅のホームで絶頂したのだ。
もしかしたら、何人かは気づいたかも知れない。
いや、確信を持たないまでも『あの女、実はイってたりして』などと妄想して、興奮した男もいたかも知れない。
そんな想像も、『ご主人様』の嘲笑も、麻琴を一層たかぶらせ、欲情させた。
そして何度も貞操帯でもてあそばれ、寸止めさせられ、気を失うまで絶頂させられた。
しかし、貞操帯を装着しての勤務は――
辛い。
正直もうこりごりだと思った。
思っているはずなのに――
麻琴の中に、『もう一度させられたい』という気持ちの種が――
しっかりと心に根を張り始めていた。
もう一度命令して欲しい――。
でも、やっぱり怖いから二度とさせないで欲しい――。
けど、させられたい――。
麻琴はその二つの感情の中で揺れ動いていた。
今日も、麻琴は全裸で貞操帯だけをつけ、ベッドの上に座りスマホを握りしめ『ご主人様』の指示を待っていた。
時計はすでに深夜一時を回っている。
貞操帯の淫具はまだ動いていない。
「んあ……はあっ……はあっ……」
ほとんど喘ぎ声のような呼吸が漏れる。