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誘淫接続
第3章 第十三の接続
 貞操帯を装着したままでの外出命令はこれでもう三回目だ。
 外出が初めてならともかく、それが『お仕置き』だとは思えない。
 前の深夜の外出も単に命令されただけで、『お仕置き』ではなかった。

 おそらく今から、他に『何か』をさせられるのだろう。
 麻琴にはその『何か』は全く想像がつかない。
 つかないが――
 麻琴の頭の中では、いつの間にか勝手にいろんな辱めを受ける妄想が繰り広げられていた。

 この間の警官のように、他人に出くわすかも知れない。
 あの時は警官だから良かったものの、牝に飢えた野生の牡のような男に見られてしまったらどうなるだろう?

 怖さは、ある。
 あるのに――
 逆らえない。
 いや、逆らえないのではない。
 求めているのだ。

 前回の時は外出そのものだけでも、ためらいや不安の方が大きかった。
 今は外出に加えてお仕置きが待っているというのに、それに対する期待の方が大きくなってしまっている。
 麻琴は自分自身にとまどいつつも欲情した。

 > わかりました、お待ちください
 > 下はズボンにしろ

 ズボン……?
 麻琴はてっきりスカートを履くものだと決めつけていた。
 わざわざズボンを履けと言うことは、スカートではできない『お仕置き』なのだろうか。

 一体……何をさせられるのか。
 ミニスカートを履け、と言われるよりも、かえって想像をかきたてられ、より一層麻琴は身体が熱くなっていくのを感じた。
 麻琴は一応上下とも下着をつけ、あえてラインの出るタイトなジーンズにスウェットパーカーを着て外に出た。
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