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あたしの王子、俺だけの姫
第5章 確認

有希の友達が泊まりに来る日。
朝から一人で世話しなく動いているのは有希で....。
今夜は友達たちと寝るだろうから、昨夜は有希をこの胸に抱いて寝た。
....ちょっとは激しく愛したかもしれないけど。


「コータ!」


シャツに袖を通したところで有希に声をかけられる。
お?急に有希の頬が赤くなってる。
....ん?どうした?


「コータ、今日って何時ごろ帰ってくるんだっけ?」


「そうだな....」


答える言葉に被さるように有希が


「あのね、皆がコータに会いたいって言ってるから....少し、早く帰ってきてくれると嬉しいんだけど........ダメかな?」


上目使いでの頼み事....その技、どこで覚えてきた?
有希の王道はダメだって。裏がない分、威力倍増。
襲うぞ?この小悪魔が!


暫し見つめ合う。
今の有希の格好....俺のシャツ着てショートパンツは履いてるのか?
それが見えるか見えないかのギリギリのラインは男心をくすぐるって知らないのか?
ダメだ。俺の方が仕事にならなくなりそうだ。


出会った頃のツンケンしていた有希は何処にいった?

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