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あたしの王子、俺だけの姫
第6章 年末
「ンッ....」
有希の声はしばらく有希に触れることができなかった俺を煽るのには十分。
「有希....」
角度を変えて2度、3度重ね合わせる。次第に深くなるキスが堪らない。
「コータ....」
離れた唇から俺を呼ぶ声が聞こえると少し距離を取って有希を見つめる。
「今日の勉強はナシ....ね?」
「うん....」
可愛く頷くから、理性を押さえるのが必死。
「ほら、こっちおいで」
手を取り、有希をつれて移動した部屋は大きな出窓のあるベッドルーム。
今の時間を確認して....9時を回ったところ。
カウントダウンがあり年越しの花火が上がるのだが、まだ時間がある。花火のことは有希には秘密にしているからなんとか寝ないように過ごさないとな。
といって、一緒に風呂に入ると有希を襲う確率は100%だろうし....疲れて寝てしまうこともあるから、別々だな。