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あたしの王子、俺だけの姫
第6章 年末
有希をベッドに座らせてバスルームに。
タオルとバスローブを洗面台に置いてふと鏡を見る。
そこにいるのは余裕のない顔....の、俺。
「緊張してる....か?」
有希と二人で過ごす年越し。
緊張する訳じゃないが....しないこともない。
有希を抱くのなんて、もう数えられないほど。
.受験生だし、俺なりに気を付けてはいるのだが....好きな女が隣にいれば抑えられないこともしばし。
....いや、かなり?
今夜の大イベント、有希が楽しむより俺の欲望を有希に受け止めてもらう気がするのだが....
まぁ、有希が可愛いから仕方がないんだよ。
離れたくないし、離したくない。
いつも傍においておきたい。
まさか、ここまでのめり込むとも思わなかった。
だけど、有希が他の男を知る前に出会えて良かった。
『♪~♪~♪~』
俺が鏡と睨み合っているとバスルームから音楽が聞こえた。
『もう沸いたのか?結構長い間此処に居たんだ....』
有希をひとりにしたのはまずかったな....
俺は慌ててベッドルームに戻った。