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あたしの王子、俺だけの姫
第7章 卒業
ありがとうございます。
と、お礼を言おうと一歩近づこうとすれば....逆に後ろへ引っ張られいつもの香りがあたしを包む。
「新婚の時はできれば控えてもらいたいが?」
「コータ....あたし、まだ料理上手じゃないよ?こなせるの洗濯物だけだよ?」
「良いんだよ。なんなら、藤城の部屋に食べに行けばいいんだから」
なにそれ?
そんなの今までと変えることないじゃん....
なんて、あたしの気持ちがわかったのかコータは耳元でそっと囁く。
「結婚したら、有希のこと朝まで抱くし....なにも身に纏わない有希が藤城の目に入るかと思うと仕事なんてできない」
なんて、凄いこと言ってくる。